花音は言い訳のように「わかってる、これは逆恨み」と言っていましたが、最後の気持ち悪い大団円を見ていると、本当に作者様が上記を理解しているとは思えません。 「逆恨み」と語りに入るならば、せめて桐太達に手を下す前に誹謗中傷をしたメンツを片っ端から片づけていたら格好も付いたのですが。 結局はお手軽にやれそうな奴をやっただけ。 というか、もともと自分達の自己満足のために犯罪だと理解したうえでやらかしてるのに、バレて誹謗中傷された途端に不幸面されても・・・。 根本的に「自己満で犯罪を犯したのに、バレた途端に善意の人を逆恨み」という既にマイナスの立場にいる花音が、最後に幸せになるシーンを見せられても唖然とするしかないですよ。 ああ、この作者は自分が何を書いているのかわかってなかったんだなぁとラストを見て痛感しました。 完全に自己責任の根本要因から謎の八つ当たり復讐劇まで、花音が行ってきた身勝手すぎる身勝手の相応の罰を受けるのなら良作でしたが、最後の最後で全く共感できない漫画に化けてしまったのでこの評価です。
「あの子は大輪の薔薇だ その美しさで 人を魅了して誘き寄せ 血まみれにする」 大学生カップルの桐太と亜里子。半同棲する二人の隣に引っ越してきたのは高校時代に桐太が片思いしていた絶世の美女、花音だった。仲睦まじく暮らす二人。しかし、次第にその歯車は…? 「彼氏」「彼女」「悪女」の三つ巴狂騒曲!! 優雅で可憐。魅力的で蠱惑的。この世界は、何時の時代も悪女が回(こわ)す。何気ない平和な日常のすぐ隣に潜む非日常、隣人×サスペンスLOVEストーリー。【※アプリ配信用に一部修正を入れております】