天気が悪い日も散歩しなければならない 外でしかトイレをしないと、台風、雪の日など天候が悪い日や、とても暑い/寒い状況でも散歩に行かなければいけません。 これは、飼い主さんの負担となるだけでなく、犬にとっても 雨に濡れてしまうなどして体調を崩す原因となる ことがあります。 2. シニア犬や病気のある犬はトイレの我慢が出来なくなる 老犬になると、 1日のトイレの回数が増える ことがあります。老化によって、膀胱周りの筋肉が低下したり、残尿感があったりするからです。 また、腎不全、膀胱炎、糖尿病、クッシング症候群などの病気を患っている犬は、多飲多尿や残尿感という症状によって、トイレが近くなります。 早朝や夜中にも愛犬のトイレのために散歩に出かけることは大変ですよね。 体調の悪い時や老化で、愛犬が頻繁にお散歩に出かけることが出来なくなった時のために、 我慢せずおうちでトイレができるようにしておくことはとても大切 です。 3. 災害時やホテルに預けた時に安心 災害時に避難所で過ごす間 や ペットホテルに預けた際 に、室内でのトイレの習慣をつけておくことは安心につながります。 災害時は自由に外に散歩に連れて行くことができないかもしれませんし、ペットホテルの散歩の時間は愛犬のトイレの時間と合わないかもしれません。 室内でトイレができれば、 イレギュラーな状況下でも、飼い主、周りの人、そして愛犬が快適に過ごすことができる でしょう。 トイレトレーニング前の注意事項 室内のトイレトレーニングをする前に、確認すべき注意事項を2つご紹介します。事前に必ずチェックするようにしましょう。 1. 泌尿器系の病気などがないか、獣医師に確認する 「室内でトイレをしてから散歩にいく」というトレーニングを繰り返すため、最初は上手くできずに、ある程度トイレを我慢してもらうことになるかもしれません。 ただし、 病気がある場合には我慢をさせてはいけません。 事前に動物病院で確認をし、病気がある場合にはまずは治療に専念しましょう。 2.
病気やトラブルから犬や猫を守るため、飼い主さんにぜひ知っておいてほしい知識を、シリウス犬猫病院の院長、石村拓也獣医師が教えてくれます。1回目は冬に多い泌尿器トラブルです。 なぜ寒い時期は泌尿器トラブルが増える?